コード譜とは
コード譜は、曲のコードを、歌詞の上に順番に示したものです。バンドが何をいつ弾くかを伝え、メロディは記憶やリードシートに任せます。教会のバンド、ギタリスト、歌い手、バンドのピアニストは、毎週コード譜を使います。
よいコード譜は、コードが変わる音節の上にコードが来るよう、歌詞がそろっています。コードが歌詞からずれると、歌い手とバンドはお互いを見失います。
コード譜の移調のしかた
移調とは、曲全体を上か下に動かして、声に合わせることです。すべてのコードが、同じ距離だけ動きます。
- 元の調と新しい調を確かめます。
- その間の半音の数を数えます。GからAは、半音2つ上。GからFは、2つ下です。
- すべてのコードを、その距離だけ動かします。種類はそのままにします。マイナーはマイナー、7thは7thのままです。
- スラッシュコードも確かめます。ベース音もコードといっしょに動くので、Gの調のG/Bは、Aの調ではA/C#になります。
- 新しいコード譜を一度通して弾き、おかしな表記がないか探します。
| 調 | I | IV | V | vi |
|---|---|---|---|---|
| G | G | C | D | Em |
| F | F | Bb | C | Dm |
| A | A | D | E | F#m |
シャープとフラットは、調に合わせてどちらか一方を使い、両方は使いません。シャープの調ではF#、フラットの調ではBbです。
歌い手のための調の選び方
メロディのいちばん低い音と高い音、そして歌い手が楽に出せる音域を調べます。音域に合うまで曲をずらして、サビから先に試します。会衆で歌う曲は、たいてい、ほとんどの人が届く音域に収まっています。1、2度動かすだけで足りることもよくあります。
カポ:どの調でも簡単なフォームで弾く
カポは、ネックを横切ってはさみ、フレットごとに開放弦を半音ずつ上げます。曲が別の調で鳴っていても、ギタリストはなじみのあるローコードのフォームで弾けます。
決まりはこうです。実音の調は、フォームの調にカポのフレット数を、半音で足したものです。
- 曲がFで、Dのフォームで弾きたい:Dの半音3つ上がF。カポは3フレット。
- 曲がAで、Gのフォームで弾きたい:Gの半音2つ上がA。カポは2フレット。
- 曲がBbで、Gのフォームで弾きたい:Gの半音3つ上がBb。カポは3フレット。
カポの位置を見つけるには、フォームの調から実音の調まで、半音の数を数えます。数が7を超えるときは、たいてい別のフォームの調を選べます。
実音のコードではなくフォームを示したコード譜は、ピアニストを混乱させることがあります。混成のバンドでは、ギタリストにはカポのフォーム、それ以外の全員には実際の調と、両方を書きましょう。
ナッシュビル・ナンバー
ナッシュビル・ナンバー・システムは、各コードを、その音階の度数の数字で書きます。Gの調では、Gが1、Aが2、Bが3、Cが4、Dが5、Eが6、F#が7です。マイナーのコードは、ダッシュまたはマイナスで示し、Emなら6-と書きます。
| 数字 | 1 | 4 | 5 | 6- |
|---|---|---|---|---|
| Gの調 | G | C | D | Em |
| Dの調 | D | G | A | Bm |
利点は、バンドがどの調でも同じ譜面を読めることです。調を声に出して伝えれば、全員がコードを分かります。ステージで転調を伝えるのも手早くできます。ただ、慣れが必要ですし、音階の度数を知らない奏者には役立ちません。
歌詞とコードをそろえる
- 各コードは、行の頭ではなく、コードが変わる音節の上に置きます。
- 等幅のレイアウトか、単語ごとにそろえるツールを使い、編集してもコードがずれないようにします。
- ヴァース、コーラス、ブリッジなどのセクションの名前を付け、反復の順番を示します。
- 1行は、ひと息で歌える長さにします。長い行は、歌い手が息をつくところで区切ります。
- 転調とフェルマータは、余白に書いておきます。
SheetScrollのコード譜
SheetScrollは、コード譜やテキストのタブ譜を開き、好きな調で表示します。移調、カポの設定、ナッシュビル・ナンバーへの切り替えができ、歌詞もそろって表示されます。セットリストを使えば、礼拝やライブで、コード譜を1つずつ順に開けます。
よくある質問
コード譜はどうやって移調しますか?
元の調から新しい調までの半音の数を調べ、すべてのコードをその数だけ動かします。コードの種類はそのままにし、スラッシュコードのベース音も動かします。
カポのフォームはどうやって求めますか?
弾きたいフォームの調から、曲の調まで、半音の数を数えます。その数がカポのフレットです。たとえば、Dのフォームでカポ3フレットなら、Fで鳴ります。
ナッシュビル・ナンバーとは?
コードを音階の度数で書く方法です。Gの調なら、G、C、Dのコードは1、4、5になります。すると、同じ譜面がどの調でも使えます。
楽譜アプリでコード譜を移調できますか?
SheetScrollならできます。コード譜の移調、カポの設定、ナッシュビル・ナンバーへの切り替えができ、歌詞もそろって表示されます。
歌い手には、どの調を選べばいいですか?
メロディのいちばん低い音と高い音が、歌い手の楽に出せる音域に収まる調を選び、サビから先に試します。
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